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Rocket Company 最後の休日
インターンシップ日記

インターンシップも残すところあと僅かになった最後の休日。この一週間のことを振り返ると、すごく内容の濃い毎日だった。そのため、疲労も溜まっていたが東京にはいろいろ刺激になるモノや場所があるから、出かけないわけにはいかない。

この日はインターンシップに行っている会社の方と一緒に大宮エリーさんのサイン会が開かれる紀伊国屋新宿本店へ。そこから、以前から気になっていた東京都現代美術館の『メアリー・ブレア展』を見るため、清澄白河に向かった。着いたのが遅い時間で、じっくりと作品を見られなかったが、それでも彼女独特の色合いや、動きのあるかわいらしい絵を間近で見られたのは感激だった。

その後、シュウゴアーツというギャラリーに向かう。米田知子さんの写真展が開催されており、バングラデシュで撮影された写真が飾られていた。彼女の作品はリサーチによって背景や見えない部分を明らかにしていく知的な試みが魅力なのだそうだ。先入観をもたないよう情報をあまり頭にいれずにギャラリーに行ったのだが、彼女の作品はひどく心をゆさぶられた。幸せそうな恋人たちを撮った写真は、儚げで終わりを感じて目がはなせない。帰りの電車の中で、彼女の作品をどう言葉にすればいいのか考えたが、抽象的な言葉しか出てこなかった。しかし、明確な言葉にしなければたくさんの人には伝わらない。より良い言葉を選び多くの人にモノの良さを伝える編集者になるには、たくさんの良いモノを見て、食べて、触って、その都度、言葉にする訓練をしなくてはいけないと思った。

電車の中、東京での日々とインターンシップ最終日の明日を思った。東京にきて良かったと思えたのは、視野が広がったこと。そして、人の優しさに気づいたこと。ROCKET COMPANYの皆さんは本当に優しく親切で温かい人たちだ。ちょうどインターン中に誕生日が被っていた私にお祝いもしてくださった。その優しさに、泣きっぱなしだった。仕事にも、職場にもやっと慣れてきた。なのに、もう別れの日。寂しさがこみ上げてきたがå、精一杯明日を頑張ろうと思った。泣かないよう、笑顔で「また合いましょう」と言えるように。


文・大賀由佳子(クリエイティブ・ライティングコース2回生)
| 2009.09.20 Sunday | インターンシップ日記 | 投稿者:takeuchi |
Rocket Company 2日目
インターンシップ日記 9月2日

2日目。12時前に出勤し、新しい企画の下調べとして、雑誌特有の言い回しやタイトルを既存雑誌から抜粋し、まとめていく。普段雑誌を読んでいたときは、あまり気にしていなかった雑誌の文章表現だが、通常の文章では使わないような斬新な表現が多く、なにが面白い表現なのか、まとめていくうちに分からなくなってしまったほどだった。しかしいろいろな言い回しを知ることができるので、この作業はインターンが終わってからもやってみようと思う。

16時頃には、スタイリストさんの顔合わせに同席させていただいた。顔合わせとは、まだ仕事をいっしょにしたことのないスタイリストさんやヘアメイクさんの、作品を拝見する機会。持ち込まれたポートフォリオを見ながら、仕事の経歴などをお互い話してゆく。これまでにどういうヘアスタイリスト、メイク、写真家、と仕事をしてきたかなどの会話は、相性を確認しているようだった。目の前でプロのやり取りを見せていただいて、とても貴重な経験となった。

ROCKET COMPANYでは今、「渋谷マークシティ」という商業施設のカタログを制作している。その冊子に使う写真のロケ場所の下見に、17時間頃から同行させていただいた。洋服紹介の写真では白背景が多く使われるが、それだけでは面白くないと、単色の壁、タイルやレンガ造り風の壁を探す。良い場所が見つかれば、デジカメでその場所を撮り、カメラマンさんにメールをするそうだ。
18時頃に帰社し、ふたたび雑誌の語彙のまとめをして、20時過ぎには退勤。

インターンシップに来るまで、どんなことをするのかと期待と不安でいっぱいだったが、想像以上にいろいろな仕事を見せていただけるので、2週間を楽しく有意義に過ごせそうだ。また、社員の方はとても優しく良い方ばかりで、頭が下がりっぱなしだ。


| 2009.09.11 Friday | インターンシップ日記 | 投稿者:takeuchi |
Rocket Company 1日目
インターンシップ日記 9月1日

インターンシップ前日、少し早めに東京へ着いた私は、書籍『TOKYO EDIT #1』を見るべく青山ブックセンターへ向かった。明日からお世話になる編集事務所を設立した、藤本やすしさんの著書だ。内容は、いろいろな分野で活躍するクリエイターのインタビューやカルチャーシーンを取りあげ、あらゆる視点から、いまのリアルな“東京”観を浮かびあがらせるというもの。地元の大阪で、何度か手にしたことはあった。でも、500ページほどのその本が、今日はいつもよりずっしりと重く感じられた。

 インターンを受入れていただいたROCKET COMPANYは、ファッションビルの立ち並ぶ表参道の並木道からほど近い通りの一角にあって、いつも人の往来が絶えない。インターン初日は、まず、ROCKET COMPANYの手掛けてきた雑誌や、ブックレットなどの説明を受けた。書店でよく見知ったカラフルな表紙を一斉にこちらへ向けられて、「ああ、この人たちの手がこの雑誌をつくっているんだ」という興奮と感慨で、なんだか頭がくらくらした。ROCKET COMPANYの仕事は、ファッション誌から学校関連の広報誌まで幅広い。整頓された本棚に並ぶ雑誌のバックナンバーの数が、そのことを何より物語っていた。

 情報量の多さと、実際に雑誌がつくられる現場にいる、という状況も相まって、結局その日、くらくらはなかなか引いてくれなかった。なかば熱に浮かされたようにして、任せられたインタビューの文字起こしをこなした。

文・静内二葉(クリエイティブ・ライティングコース3回生)

| 2009.09.04 Friday | インターンシップ日記 | 投稿者:takeuchi |